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鳴り続けた。
出た瞬間、私は叫んだ。
鳴り続けた。
出た瞬間、私は叫んだ。
それは、
誰かからの電話ではない。
あなたを呼ぶ電話だった。
この作品のコピーは、短く、静かで、読んだ後に遅れて怖くなるものがいい。 説明ではなく、受話器へ手を伸ばす直前の沈黙を作る。
鳴り続けた。
出た瞬間、私は叫んだ。
その悲鳴は、誰かのものではなかった。
私の声だった。
もし鳴ったら、名前を呼ばれても、返事をしてはいけない。
午前三時十七分。
電話線のない家で、黒電話が鳴った。
『電話』のポスターは、怪物や流血ではなく、日常の中に置かれた異物で怖がらせる。
黒電話の黒は、背景の黒とは違う。 闇の中でも、物体としてそこに残る黒。 その重さが視線を引き止める。
赤は血ではなく、呼び出しの印。 ベルの輪、赤い糸、証拠記録の線。 電話が人を選ぶ印として使う。
何もない空間が多いほど、電話の音を想像する。 見えない場所に何かがいるのではなく、聞こえない音がそこにある。
ポスターから、物語、証拠、ギャラリーへ。